◆脳とストレス

脳には、ストレスは大敵!

もともと、ストレスとは、生体が危機に瀕した際に生じる反応ですが、緊急時の反応として、まず、交感神経の活性化というものがあげられます。
心臓の動きが活発化され、血管は拡大、瞳孔は開き、肝臓からブドウ糖が血中に出ることにより、筋肉にエネルギーを与えることになります。
この時、急を要さない他の機能にエネルギーが使用されないようなメカニズムが働き、消化、吸収、排泄、免疫などの機能が抑制される結果となるわけですね。
つまり、ストレスは、免疫機能の抑制に繋がるってことです。

ストレス時に放出するのが、ストレスホルモンの「コルチゾル」です。
この「コルチゾル」は、過剰になると有害なことが判明しています。
「コルチゾル」が持続されると免疫系に重大な損傷を与えるわけです。

脳組織「海馬」(学習や記憶に関わる)は、この「コルチゾル」の影響を一番受けてしまいます。
「海馬」と扁桃体(ストレスや不安への反応)を同時に活発に働かさないよう、人間の脳は進化してきたようで、扁桃体が支配的な環境に置かれると、「海馬」の記憶機能が働かなくなってしまうらしいです。

慢性化したストレスが、「海馬」のニューロンや受容体を破壊するようになると、脳は「コルチゾル」の生産を調整する能力を失います。
よって、ストレスは人を病気にするというわけです。

またストレスのある女性は、性に興味を失うとの説もあります。
「コルチゾル」が増え、視床下部に影響を与えると、女性ホルモンの『エストロゲン』が低下します。
余談ですが、女性の寿命が長いのは、この女性ホルモンのおかげなのです。
女性ホルモンが減ると、性生活だけではなく、肌の美しさや潤いにも影響が出ます。
また、ストレスは、視床下部と下垂体から副腎皮質刺激ホルモンを出し、うつ状態を招く要因とも言われています。

このように、ストレスは、生きてゆく上でも、脳にとっても大敵なんですよ…。

■ストレスを減少させるには…
ストレス軽減の為に有効とされるものはいくつか判明しています。

・呼吸調整法
・バイオフィードバック(生体情報を見てどのような状況で自分が緊張するかを認知して、リラックスするためのコツを覚える訓練)という自己制御法の視覚化
・ヨガ
・瞑想
・習慣的な運動(ストレスホルモンの設定値を低めて、ストレスの刺激に対応する体の反応の調節に役立つ)
・エアロビクス運動(脳への酸素とブドウ糖の供給量を増やし、脳の成長ホルモンのレベルアップ)

生きてゆく上でストレスは発生するものです。
但し、そのストレスに抗う知識を持ち、活用すれば、慢性的なストレス状態からは脱することはできます。

適度な運動を心がけたり、瞑想をしたり…。
呼吸法も簡単に勉強出来ます。
まずは、ストレスとの対処法を身につけることをオススメします♪


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