◆脳とダイエット

女性の多くは、肥満を気にします。当然です♪
最近は男性でも、メタボくんと陰口を叩かれることも多くなって、ダイエットを心掛けてる人も増えて来ました。
みんな、一度や二度はダイエットを心がけたことがあるはずです。

不満やストレスがあると、よく食べて太る…なんて聞きますよね。
「やけ食い症候群」などと呼ばれているそうですが、食べることで、脳内麻薬エンドルフィンを増やして気持ちを良くするから、ストレスの解消になるという説がありました。
しかし、最近では、別の理由も考えられているそうです。
それが脳内の「セロトニン」という物質に関係しているそうです。

セロトニンは、主に肉の中のアミノ酸であるトリプトファンから生じます。
これが脳に入ると、セロトニンという物質になり、摂食中枢を抑制し満腹感を生じさせるのだそうです。
そして、同時にセロトニンはうつ状態をなくし、ストレスに抵抗できる心を作る働きを持っているそうです。
しかし、ダイエットに熱心なあまり、肉を食べずにいるとトリプトファンが減り、当然セロトニンも減少し、空腹感を覚え、精神の不安定化を招き、意志力も弱まり、結局、空腹に耐え切れずに逆に食べてしまうのだそうです。

セロトニンが減ると、精神の不安定化から、極端な場合は自殺するに及んだり、凶暴な精神状態にも成り得るとも言われています。
※キレル原因の一つして、セロトニンの減少をあげる意見も多くあります。

では、肉食中心であればいいのかと言いますと、満腹感を覚える際には、体内のブドウ糖が増えているわけで、血中のブドウ糖が増えるとトリプトファンが脳内に入りやすくなるため、肉食ばかりにこだわらなくても、セロトニンが生じ、精神的に安定するとのことです。

さて、ダイエットを心がける時期は、必ずといっていいほどありますよね。
肥満がいいはずないのは、判りきったことですものね。
でも、長期間に渡るダイエットは、危険なことも知られています。
拒食症は、その典型でしょうか。
拒食症はなぜ、起こるのでしょうか…?
摂食の作用は、視床下部の全てが健全であるときに、最もよく機能するそうです。
ダイエットを続けた結果、満腹中枢が麻痺した場合、食べたいと言う感じがなくなり、それが、拒食という選択に繋がるようです。

また、人間には、タンパク質が必要なことは言うまでもありませんが、同時に脂肪(コレステロール)も不可欠なのです。
脂肪は、性ホルモンの原料ですから、女性ホルモンの低下を招き、セロトニンも減り、精神的にも肉体的にも不安定になるということですね。
肉も脂肪も欠かせないのですよ。
女性の痩せすぎは、脂肪細胞が減り、女性ホルモンの減少を招きますから、女性としての魅力も薄れ、精神的にもとても不安定という結果を生じます。

ダイエットは、必要な分だけ…
そして、痩せすぎな女性は、決して魅力的ではないという男性心理も理解しましょうね♪
健康的にも、痩せすぎの人よりも、少し太り気味くらいの方が、長生きするというデータもあるそうですし…

過激なダイエットは、脳の働きにも影響することは明白です。
もちろん、ダイエットの基本は継続的で適度な運動であることを忘れないようにしましょう。

◇でも、でも、でも…
ここまで読んでいたら、ダイエットしなくてもいいじゃん…と思われたかもしれません。
でも、最近の研究で判ったことを一つ紹介しておきます。

脳と運動の関係で言えば、動物実験により、運動の機会を与えたラッコとそうでないラッコには、脳内の神経細胞発生に2倍の差がついたことが判ったそうです。
身体運動は、脳の発達を促進するというわけです。
もう一つ、カロリーを抑えたラッコの方が、好きなだけ食べて過ごしたラッコよりも長生きする!のだそうです。
低カロリーの食事は、脳の保護効果があることも判明しています。
アルツハイマー病に冒された海馬のニューロンの退化が、低カロリーの食事で緩和されたそうです。

最近では、カロリー摂取量のもっとも低い人たちに、アルツハイマー病の発病率がもっとも低いことが、ニューヨーク居住者の研究によって、明らかにもなったそうです。

つまり、過激なダイエットは危険ではあるが、過食(太りすぎ)も脳には大敵…
脳の為には、適度な運動を継続しつつ、低カロリーを心がけた食事で、満腹になろう♪ってこと?かな…。



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