■こら!責任者でてこい…
ついに、爆発してしまった私…

相当ないらいらが溜まっていたのでしょうか。
毎晩、わんさかとやってくる精霊達…
そんな生活が否応なく続いたわけですが、ある夜、何も解明されないことにいら立ちを覚えていたのに加え、ずっと気になっていた事への不満が噴出してしまったのです…
気になっていたこと…
それは、誰がその中心人物なのか、わからなかったことです…。

私は、とにかくそのグループのリーダー格が、誰なのかを知りたかったのです。
この傍若無人とも思える、連日の集団訪問行為に、何かの統一性は存在しているのか、とても、疑問に感じており、そのあたりを主張しなきゃと思ったのですね。

ただ、だれかれとなく、物見遊山で訪れ、好き勝手なことをしているんじゃないの…とか、
ひょっとしたら、勝手にツアー観光地化されていて、
『未開拓原人との遭遇…触り放題(えさ厳禁)』なんてパック旅行に組み込まれていたりして…とかの心配もしていたわけで…。

まあ、どこまで増長するかも判らない事態に、歯止めをかけなきゃあかんという考えだったんですね。

そこで、精霊達に向かって、責任者に合わせるように交渉したわけです。
もちろん、私が一方的に、そのような台詞を吐いただけですが…。
こら!責任者でてこい…みたいな。
すると、それから間もなく、その日がやってきました。

例に違わず、夜中にまた起こされました。
何回も言いますが、ホントに、熟睡状態の時に無理矢理に起こされます。

若い時に入社研修で味わった、自衛隊での真夜中起床、富士山行軍研修に匹敵するぐらい辛い…。

目を覚まし、と言っても、目は瞑ったまま、彼らを捜すと、4.5人が狭いベッドの上に立っておりました。
この、目を瞑った状態で覚醒するということが、実はとっても辛いのです。
試しにやってみて下さい。
起きた時に、目を瞑ったままでいることを…
たいがい、そのまま、また眠り込んでしまいます(^^*)

彼らの一人が、立ち上がるように促しました。
私は、ことの成り行きを、ぼやけた頭でも理解でき、あ〜、会わなきゃ…と呟きながら立ち上がりました。

しかし、私はその時、いつもの睡眠時の癖で、長袖Tシャツに、パンツ一丁という出で立ちであることに気がつきました。
責任者やしなあ…ええのかなあ…事態にそぐわない、そんなつまらないことを考えていたことを覚えています。
(いつもの彼らには、しょうちゅうその格好で遭遇しているわけですが…)

自分の家やし、ま、ええやん…。

彼らは、そんなこと気にしているのか、していないのか判りませんでしたが、私を前方に促しました。

当時、ベットの位置は、部屋の南北に置いてありました。
北枕です。
そして、北側に、例の、基地らしきものを見せられた窓がありました。

今回は、起き上がってそのまま、つまり南前方へ進むように促されたのです。

目を瞑ったまま、ベッドの上で歩くのは、結構、バランス難しいんですよ。
しかも、寝起きぼけの状態なので、ふらふらとしています。

前方には、部屋を仕切る襖があります。
襖…つまり、和式の部屋に、ベッド置いているんですねえ…
なんで、ばらすかなあ…ムホ。

だから、そこには、確かに襖が行く手を遮っています。
彼らは、そちらへ尚も誘導します。
私は、ふらふらとしながらも、ゆっくりそちらに進んでゆきます。

うん…
ありゃ〜
おかしい。
そこには、襖が絶対あるはずです。

…でも、そこに広がっていたのは、広い待合室のような光景でした。

実際には、襖の向こうには、大きなテーブルと椅子が3脚置いてあります。
いつも、食事したり、打ち合わせに使ったりしている、"何でも間"です。
広さは、6畳……いや、見栄をはりました…4.5畳かな。
テーブルの向こうには、すぐに廊下へと通じるドア。

その頃は、寝る時には、必ずその襖は閉め切っておりました。
明かりが入ると、瞑想の時に邪魔だったからです。
"何でも間"は、西側に小さな窓があり、そこにはカーテンをしていない為、夜中でも、明かりが入り込んできます。
それと、外の騒々しさを少しでも軽減したかったから。

確かに、見えているのは(くどいけど、目は瞑っている)、広いロビー(待合室)風。
椅子とテーブルがあります。
その配置は、実際の私の部屋の配置とは、ずれています。
そして、奥行きを感じるのです。
ドア等ありません。

暫く、その光景を見ていたら、遠くから(そう感じた)、三人の人物が歩いてきました。
真ん中の人物が、一目でその中心的存在であろうことは判りました。

そして、その待合室風の椅子に、その人物(?)は腰を降ろしました。
テーブルは、方角で言えば、東西にあります。(東西側が大きい)
それは、私の実際の部屋の配置と一緒なのですが、椅子は、私の実際の部屋では、南北に向かい合わせで添えてあります。
彼の座った椅子は、テーブルの東端に置いてある椅子でした。
つまり、西を向いて座ったわけです。
実際の部屋では、そこには、事務用のラックが置いてあり、そのような配置はできません。

最初、私には横を向いて座っている格好だったわけですが、身体を北(私の方)側に捻り、私を正面から見据えるように、座り直しました。
左手をテーブルに乗せるように。
残りの二人は、いつの間にか視界から居なくなりました。

私の目からは、襖はそこに存在していないわけで、きっとその人物が例の責任者であろうと考えた私は、パンツ一丁の格好も気にせずに、近づいて行こうと思いました。

おぼつかない足下を進めて、やっとベッドを進み降りると、そこは、もうすぐにでも、待合室風の部屋に辿り着く筈でした。

しかし、私は、阻まれました。
…そう、襖です。

見えていない襖は、そこにちゃんと存在しているのです。
目を瞑って見ている景色は、広い待合室風の部屋なのに、腕を延ばしてみると、しっかりと、襖に跳ね返されるわけです。

目を開けて見てみれば、そこには、襖しかありません。
慌てて、目を瞑り、そこにその部屋と彼を確認するも、ただ、それだけ…。

私は、"向こう"に行けないのです。
で、私が取った行動は、その行けない原因である襖を手で開けたんです。

すると…
オヨヨ。

目を瞑っていても、そこには、いつもの私の部屋のぼやけた景色。
似ても似つかぬ、狭苦しい私の部屋のぼやけた風景と、いつもの彼ら。

目を開ければ、尚、私のおんぼろ部屋が薄明かりの中、はっきりと…。

なんのこっちゃ…

私は慌てて、襖を閉めました。
すると、また待合室風の広い部屋と責任者風の彼。
私は、なんとか、襖をすり抜けられないかと、あれやこれやと試してみたのですが、ばきばきに破リ開けない限り、無理なことはすぐに判りました。
そして、ばきばきに破って、穴をこじ開け、飛び込んだ先は、私のいつもの部屋であり、襖の修理費に頭を悩ます事も、容易に理解できたわけです。

すぐそこに、不思議な生命体のドンは居る。
でも、行けない…
なんでやねん。
パンツ一丁があかんのやろか…
(そんな、あほな…)

彼らは、また、私を迷宮の世界に誘っただけでした。

私は、襖越しに、彼と暫く対峙したままでしたが、拉致のあかぬことを理解して、私の現状を、彼に早口で報告し、不安な気持ちをも吐露しました。

私は、立っているのが億劫になり、ベッドに座り込み、彼の次の行動を待ちました。
しかし、彼が立ち上がってこちらを見た頃には、段々と、あちらの世界は薄くなってゆき、彼の姿も、あの部屋もやがて消えて行ったのです。

彼の姿は、ゆったりとした服装(ローブ風)だったこと以外、何も覚えていません。
その服装も特に珍しいわけではなく、いつもの彼らの中にも、よく見かけた服装でした。

結局、彼が責任者だったのか、どうかもわかりません。
ま、とにかく、彼らは、へんてこなものを用意してくれます。
まるで、解決はしません。

精霊達の行動は、迷宮の奥へ奥へと、引きずり込むばかり…
精霊達はおふざけが過ぎているだけかもしれませんし、
ほんとは、きっちりとスピリチュアル的に申せば、スピリチュアルメッセージを伝えたいのかもしれません。
霊感のない私には、それが届かないのかもしれませんね。
しかし、精霊達の見せる世界は、一体どこへ繋がっているのでしょうか…

最近の私は、ほとんど彼らを意識して過ごすことはありません。
前述したように、考えても探ろうとも、私の知識の範疇を超えていることは容易に理解できるからです。
意識してないと言っても、毎晩、寝るときに彼らの存在を確認しています。
彼らに何かを要求することはなくなりました。
モーニングコール代わりを頼む時があるくらいです。
寝るまでの短い時間ですが、彼らの接触を感じながら、見つめながら、眠りに堕ちてゆくだけです。
いまでは、慣れちまいました。
何かと、その存在の何たるかを追求していた時代は、それはそれで、楽しい思い出かもしれません。
でも、荷が重すぎるその行動は、私への負担ともなりますから、自然に理解する時があるならば、それを待とうと考えています。
そのほうが、平穏でしょうしね…

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